初めて登った二ノ岳・三ノ岳
5月19日(日)に、二ノ岳・三ノ岳へ登山に行きました。この日は天気に恵まれ、日差しも強かったのですが、標高685mの二ノ岳、681mの三ノ岳の山頂をみんなで目指しました。
スタートは野出公民館。最初に辿り着くのが、先日創建500年を迎えた春日神社です。私たちはここで、まずは登山の安全を祈願しました。芳野えーるの活動に参加して初めて挑戦する登山にワクワクする気持ちと、どんな道のりが待っているのだろうという不安も少し抱えながら二ノ岳の登山口に向かいました。
登り始めるとすぐに山の中に入っていく感覚があります。傾斜の急な登山道、あたり一帯が背の高い木々に覆われ、日中でも少し薄暗い感じがあります。しかし、これがちょうどいい影を作っていて、日差しを押さえて程よい気候で登り始めることができました。
ここには、「胸突八丁の坂」という脚力を競うコースがあります。脚力を競うというだけのことはあり、足元は整備されているとはいえ、ごつごつとした石の上を歩いたり、落ち葉で滑りやすくなった道の上を歩いたりするため、足には大きな負荷がかかりました。最初は軽快だった足取りも次第に重くなっていきました。
登り始めてからしばらくすると、人工林と天然林の境がはっきりとした場所を通ります。先輩からの説明を受け、実際に見比べてみると違いは一目瞭然です。こんなにも違うのかと、その違いを楽しむことができます。
さらに進むと、急に開けた場所が見えます。山頂です。山頂からは長崎県の雲仙普賢岳を見ることができました。山頂にあるベンチに座って景色を見ていたら、空と海と山のコントラストが素敵で疲労感が軽減されました。
少し休憩し、次は三ノ岳を目指します。二ノ岳と三ノ岳は連なっており、引き返すことなく進んで行きます。二ノ岳山頂までは上りがほとんどでしたが、三ノ岳への道は途中まで下りが続きます。下っていくと一度林道に出て、その先に三ノ岳に続くルートの入り口が見えてきます。ここから三ノ岳の山頂までがラストスパートです。二ノ岳と同じように急こう配が続きます。三ノ岳を登るコースには、けやきや杉、どんぐりの木など様々な木が生えています。
登りきると、三ノ岳山頂に到着。熊本市内が一望できる絶景が広がっていました。
帰りはみんなヘトヘトになって、なんとか戻ってくることができました。
二ノ岳に比べると、三ノ岳に登るときは道幅の狭い場所があり、またもアップダウンが激しかった印象があります。二ノ岳からは長崎県のほうまで見ることができ、三ノ岳では有明海沿いの街並みが一望できました。天気もよかったため、山頂に辿り着くととても気持ちが良かったです。
私は大学に入学して初めてエコ研の先輩たちと一緒に二ノ岳、三ノ岳に登りました。急こう配も多く大変ではありましたが、達成感もあって終わってみると楽しさの方が勝っていた感じです。みなさんもぜひ、この絶景をご自分の目でご覧ください。二ノ岳、三ノ岳の山頂からの景色も季節ごとに変わるそうです。私は初めての体験でしたが、ぜひまた違う季節に見てみたいと思いました。
熊本駅からこんなに近くにある自然を体感しに二ノ岳、三ノ岳、そして芳野をぜひ訪れてみてください。きっと新しい発見があるはずです!
作成者:1年 杠真希