芳野えーる

芳野の梨と梅が素敵なゼリーに変身!!

農作物

7月7日、であい梨工房ぺあぺあにて、地域の特産品を使った「ゼリー作り」の取材を行いました。

今回、取材に応じてくれたのは、杉本純子さん(写真真ん中)、杉本富士子さん(写真右)、藤本美恵さん(写真左)の三人。

「であい梨ゼリー」と「はつこい梅ゼリー」2種類のゼリー作りを見学させてもらい、その後お話も聞かせていただきました。

まず作り始めたのは「梨ゼリー」です。こだわりは、ゼリーの液の中に青みかんの果汁を入れることです。これにより、ほのかな酸味が生まれ、梨と青みかんにしか出せない絶妙な味わいが作り出せるのだそうです。まさに、梨と青みかんの出会いというわけで「であい梨ゼリー」が誕生しました。

次に作ったのは「梅ゼリー」です。使用するのは、果肉の多い「南高梅」です。私たちも、少量ですが収穫のお手伝いをさせていただきました。ここでもこだわっているのはゼリーの液だそうです。梅を煮詰めた汁をそのまま使用することで、これまた深い味わいが生まれるとのことです。この南高梅の酸味を初恋の甘酸っぱさに重ねて「はつこい梅ゼリー」と名付けたそうです。

2種類のゼリー作りを見学して驚くべき事実が発覚しました。それは、すべての作業が、手作業であるということです。しかし、三人の流れるようなチームワークにより、難なく2種類のゼリーを作り上げていました。ぺあぺあの皆様方のゼリー作りに対する思いと、その技術の高さが伺えますね。

それもそのはず、ぺあぺあの歴史は、遡ること20年前。梨を使ったコンポートで賞をもらったのが始まりで、その後、梨の食べない部分がもったいないということで、加工を始めました。まさかの、ぺあぺあは私たちと同い年ということも発覚しました。何か運命的なものを感じてしまいました。(笑)

「ゼリーを作ることで、同じように頑張っているいろいろな人と知り合え、繋がりができたことが良かった。これからも、できる限りぺあぺあを続けていきたい」とリーダーの杉本純子さんはおっしゃっていました。

ここでご紹介した「であい梨ゼリー」「はつこい梅ゼリー」はともにひとつ200円で、現在熊本市内では、You+Youくまもと農畜産物市場、ならびに玉名市の草枕温泉てんすいで販売しています。

暑いこの時期は、冷たく冷やしたり冷凍にしてシャリシャリとシャーベットのように食べてもおいしいです。夏休みのおやつにまた夏ギフトにぜひどうぞ、、。

文:2年 木下淳之介