芳野えーる

全国学生エコツーリズムシンポジウムで芳野でのこれまでの活動について発表!

イベント

 2025年12月13日、立教大学にて開催された「第17回 全国学生エコツーリズムシンポジウム」に参加し、私たちの活動を、全国の学生や教授たちが集まる大会で発表してきました。このシンポジウムは、一般社団法人「日本エコツーリズム協会」が主催し、同協会の学生部会に所属している学生たちが主体となって大会の企画運営をしています。年に1回全国で「エコツーリズム」をテーマに研究活動や地域振興の活動をしている団体・個人がその活動を報告し、課題の共有や意見交換を行っています。

 今年度のテーマは「つなぐエコツーリズム ― 百聞は一見にしかず ―」
「エコツーリズムをつくる」のではなく、“気がつけばそれがエコツーリズムだった”という自然な視点から、地域の(観光)資源とどのように向き合うかを考える内容で行われました。大会プログラムは、基調講演、研究発表、ポスターセッションという三部構成で、全国から集まったエコツーリズムを学び、実践するものたちが一同に会した多角的な学びの場となっていました。

 私たちは4つの研究発表の1つとして選ばれ、15分という限られた時間の中で、これまで先生と先輩方が12年にわたってつなげてきた「エコツーリズム研究会」と「芳野えーる」での活動の積み重ねを、「つなぐエコツーリズム」と称して発表しました。

 この発表に向けて、3か月以上前から話し合いを重ね、先生のご指導をいただきながら、テーマに沿った形で私たちの活動の成果をどのように伝えるかを考えてきました。前日まで修正を続けて迎えた本番は、初めての大きな舞台で緊張もありましたが、伝えたい思いを大切にしながら、自信をもって元気に発表することができたと思います。

 また、基調講演や他大学の学生による研究発表、ポスターセッションを通して、今後の活動に活かすことができそうな研究に多く触れることができ、非常に学びの多い時間となりました。全国には、私たちと同世代、あるいはそれより若い学生が熱心に研究に取り組んでいる姿があり、大きな刺激を受けました。さらに、私たちの発表について「刺激を受けた」と声をかけていただく場面も多く、大変嬉しく感じました。

 このシンポジウムで発表することが決まった約3か月前、発表が苦手な私にとって、本当にやり遂げることができるのか、毎日不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、先生をはじめ、過去にシンポジウムに参加した先輩方、同級生、後輩たちからのアドバイスや応援に支えられ、無事に発表を終えることができました。

 今回の経験は、地域での活動を発信することで色々な方々からコメントをいただき、共に全国で同じような活動をしている仲間の活動を知ることで、大きな刺激となりました。これからも活動を一つひとつ積み重ね、その中で出会う人や学びを「つなぐエコツーリズム」として後輩につなげると共に今後の活動に活かしていきたいと思います。

作成者:3年 柴田芽依