芳野えーる

2024年もお世話になりました!

年間行事

 気づけば2024年も終わりを迎える時期となりました。今年も、地域の皆様とのつながりを深めながら、芳野の抱える過疎化高齢化の解決に向け、多くの活動に取り組みました。今年はこれまでの活動を活用・発展させるとともに、新たなチャレンジを続けた1年でした。特に、今年は「芳野の子供たち」にスポットを当て、活動を行いました。

 今年、最大の目玉であった「夏休みキッズパラダイスin 芳野2024」では地域内外の子供たちとその家族を対象に、竹害問題の理解や竹を使った懐かしい昔遊びを体験する場を提供しました。とにかく子供たちにめちゃくちゃ「楽しかった」と思ってもらうために企画したイベントでした。
 過疎化高齢化問題を抱える芳野の次世代を担う子供たちにとって、子供の頃に過ごした故郷の楽しい思い出が、この先の人生の中で芳野を離れることがあったとしても、その先できっと故郷を思い出し、故郷に帰ろうと思ってくれるきっかけになればという想いを込めたものでした。

 イベントには約60名の子供たちが参加し、流しそうめんや地域の食材を使った料理、竹を使ったアクティビティなどを楽しんでいただきました。子供たちからは「楽しかった」という声を多くいただき、私たち芳野えーるが求めた「楽しい思い出」を提供することができたと感じています。

 加えて、地域の芳野小学校・芳野中学校と連携したプロジェクトも開始しました。教育機関と連携することで、子供たちと一緒に芳野の魅力を考えるだけでなく、魅力の発信方法も練り、実行することで、芳野に対する誇りを育んでいくことを目指しました。

 また、郷土食を次世代に残そうと始めた「レシピカード」の新たな試みとして、レシピカードだけでは伝えることのできない調理のポイントや郷土食の魅力をより広く発信するために、調理風景を撮影した料理動画の作成を行いました。地域のお母さんと学生が一緒にレシピカードに掲載した料理の一部を実際に調理しました。最初は包丁で切ることや火加減の調整に苦労しましたが、何度も挑戦するうちに少しずつ上達していきました。動画作成では、撮影や編集をすべて学生で行い、構図や音声調整を試行錯誤しながら進めました。初めての挑戦ながらも少しずつ技術を磨くことができ、現在6個の動画をホームページで公開しています。来年はみかんを使った料理の撮影に挑戦します。さらに動画作成スキルを向上させ芳野の魅力を多くの方に伝えられるよう努めていきます。

 今年のプロジェクトを2つ取り上げてご報告しましたが、他にも年間を通じて様々な芳野えーるの活動を実施してきました。詳細はホームページ内に掲載しておりますので是非ご覧ください。

 最後になりましたが、今年も芳野えーるの活動にご理解・ご支援いただきありがとうございました。2025年も引き続き、芳野の応援団として芳野を盛り上げるために活動していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
 それでは、皆様良いお年をお迎えください。

作成者:2年 飯山瑛梨香(東海大学エコツーリズム研究会・次期会長)