2025年最後の投稿
気づけば2025年も残りわずかとなりました。今年も地域の皆様に支えられながら、芳野の過疎化・高齢化の課題解決に向けた活動を続けてまいりました。本年度は、これまでの取り組みを継続しつつ、さらにそれを深堀りした一年でした。
天候不良によるイベント中止や、地域の皆様との直接関わる機会が例年より少なかったことは課題として残りましたが、昨年からの活動を大切にしながら特に子どもたちとのつながりは、さらなる活動へと深化させることが出来ました。


8月にはヤマガラビレッジにて、昨年に引き続き「夏休みキッズパラダイス2025」を開催いたしました。参加者は地域内外の小学4〜6年生16名。昨年の熱中症対策を踏まえ、今年は1泊2日のキャンプ形式とし、館内ウォークラリーや野外炊飯、キャンプファイヤーなどを通して、子供たちに最高の夏の思い出を届けることができました。






1日目の夜から記録的な豪雨に見舞われましたが、ヤマガラビレッジが危険区域外であったことから、安全を確保しつつプログラムを屋内アクティビティに切り替えたり、急遽Zoomでの親子交流会を行って子どもたちの様子を親御さんにもお届けすることが出来ました。画面越しに子どもたちの笑顔があふれ、保護者の皆様からも安心できたとの声をいただきました。
非常時でも「子どもたちの笑顔と学び」を守れたことは、運営側にとって大きな自信と学びにつながりました。




さらに、夏目漱石来熊130周年を前に「親子で歩こう草枕ウォーク」を初めて企画し、1年生がガイドに挑戦する予定でした。夏イベント以降ずっと準備を進めていましたが、当日は雨により中止となりました。ただし、この経験は来年度の再チャレンジへの大きな力となっています。
2026年は夏目漱石来熊130周年記念として、西区や草枕交流館と連携し、より大規模なイベントとして実施する予定ですので、ぜひご期待ください。
課題もあった一年ではありましたが、様々な体験を通して多くの学びが得られました。地域とのつながりや継続することの価値を、改めて強く実感しています。
芳野えーるでは、今回ご紹介した活動以外にも、年間を通してさまざまな活動を行っています。詳細は芳野えーるのホームページやInstagramでも発信しておりますので、ぜひご覧ください。

今年も芳野えーるの活動にご支援いただきありがとうございました。2026年も「芳野の応援団」として、地域とともに活動を続けていきます。来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとっても迎える年2026年が、幸多き一年になりますことを心からお祈りしております。
作成者:3年 飯山瑛梨香(東海大学エコツーリズム研究会・会長)