芳野えーる

2つの宝探しウォークに挑戦!

自然・景観

 6月2日に、宝探しコースの下見に初めて参加しました。この日に歩いたコースは、力坂思い出コース~金峰山コースです。欲張って2つのコースをまとめて制覇しました。幸い日差しもやわらかく、歩きやすい気候でした。

 スタート地点は芳野コミュニティセンターで、そこから金峰山山頂までを目指します。まずは力坂思い出コースです。初めていく場所なのでワクワクした気持ちでスタートしました。
 芳野小学校の裏庭にある、力坂を進んでいきます。ここは昔から岳地域に住む子供たちの通学路と聞いていましたが、力坂はとても傾斜のある坂で、下りであっても足に負担がきます。それもそのはず、坂の始めと終わりの標高差については国土地理院のWEB頁で調べてみると102mあるそうです。そして、岳地区の子どもたちは県道から学校までの間、およそ150mの標高差を毎日往復して学校に通っていることになります。この坂を毎日歩いているなんて凄すぎます。

 しかし、大変さはあるものの、道中一帯が木々に覆われ、車の音は聞こえずとても静かなため、歩いていると心が落ち着きます。また木漏れ日が多く、神秘的な空間でもありました。これを進んだ先にはどんな光景が待っているのか楽しみな気持ちでした。歩いているときは足元に注意し、山道を抜けた先には広大な景色が広がっており、天気は曇りでしたが、美しい光景を一望することができました。来た人にしか見ることのできない絶景です。

 本来でしたら、この力坂思い出コースは草枕の道に続く川沿いの道をしばらく歩いてほどなく終点となりますが、今回は途中から金峰山の山頂を目指す金峰山コースに続けて挑戦しました。

目指すのは、目の前の金峰山

 金峰山を登る前に、いつもお世話になっている地域の方々に出会い、金峰山山頂への道のりを聞いてから登り始めました。

 登り初めは整備されている道を悠々と歩いていきました。しかし山道に入ると、今までの落ち着いた雰囲気から一変します。力坂以上に木々に覆われ、坂は急になり、石や木の枝がいたるところに落ちていて歩きづらかったです。

 ヘトヘトになりながらも自分が先頭に立って進み、662.10mの山頂に到着することができました。登頂したときは達成感があり、よくここまで登ってきたと改めて実感すると同時に、山頂は空気が綺麗で、清々しい気持ちになりました。雲がかかっていて景色を一望することは難しかったですが、いつも下から見上げる熊本一の山、金峰山の山頂に自分の足で立てたことは最高の思い出となりました。

 今回初めて先輩たちが作った宝探しコースの中から力坂思い出コースと金峰山コースの2つを欲張って歩いてみましたが、距離も長く、かなり疲れました。でも、先輩たちと話をしながら地域の宝を体験することが出来て、やっと芳野えーるのメンバーになれた気持ちになりました。金峰山の頂上を目指すコースは難易度にあわせていくつかの登山口がありますので、機会があったら是非一度歩いてみてください。

作成者:1年 宮本かい