草枕ウォークコース紹介
今回は、秋に開催される「草枕ウォーク」で巡るコースをご紹介します!このウォークでは、夏目漱石の名作『草枕』の舞台となった芳野の地を歩きながら、文学の世界を感じることができます。自然や歴史、そして地域の人々の温かさがあふれるコースです。
最初に訪れるのは、今年で創立150周年を迎える「芳野小学校」です。
1875年に創立された歴史ある小学校で、校庭にある「百年桜」がとても有名です。春になると満開の花が咲き誇り、多くの人が訪れます。実は、この桜はもともとたくさんあったのですが今は2本だけが残っています。その理由は、当日のガイドで回答しますのでお楽しみに!


次に向かうのは「芳野中学校」です。
ここでは、私たち大学生と中学生が一緒に、芳野の魅力を再発見する活動を行っています。「子どもたちがまた芳野に戻ってきたくなるような思い出をつくってほしい」という思いで、出前講座やワークショップなどを続けています。


続いては「金峰山」。
熊本市内で最も高い山で、標高は665メートル。阿蘇火山と同じ形式の火山で、熊本市民から長く、親しまれています。晴れた日には山頂から熊本市街地が一望でき、秋の澄んだ空気の中を歩くと心がすっと軽くなります。

そして最後に歩くのが、『草枕』の舞台でもある「草枕の道」です。
江戸時代には熊本城下と玉名方面を結ぶ生活道・交易路として使われており、地元の人々が自然石を使って整えた石畳が今も残っています。夏目漱石も実際にこの道を歩いたといわれており、文学と自然が調和する静かな道です。


コースを巡った後は、芳野の特産・みかんを味わいながら、秋の芳野を存分に楽しむ「草枕ウォーク」。ガイドを務める学生たちも、皆さんに楽しんでもらえるよう、一生懸命練習を重ねています!
イベント当日に皆さんに会えるのを、楽しみにしています!


作成者:1年 岡元莉玖