芳野えーる

芳野中学校総合学習発表会に行ってきました。

年間行事

―中学生は故郷「芳野」をどう思っている?―

10月17日、私たちは芳野中学校で行われた総合学習発表会を見学しました。
学年ごとに約25分間の発表が行われ、

  • 1年生は「芳野の魅力について」
  • 2年生は「職場体験で学んだこと・芳野でできる地域振興の企画について」
  • 3年生は「芳野のPR動画」
    をテーマに発表していました。

1年生「芳野の魅力について」

1年生は、芳野の岳地区・野出地区・北部地区の魅力をそれぞれ4〜5個紹介していました。


金峰山神社や拝ヶ石巨石群といった有名スポットに加え、「どんどや」という地域行事も芳野の魅力として取り上げていたのが印象的でした。

普段は当たり前と感じていることや、日常にある風景――たとえば道路脇に実るみかんなど――は、外部の人から見ると大きな魅力に映ります。
そのような視点に1年生のうちから気づき、地域の魅力として発信していたことに感動しました。

(どんどやの記事はこちらから)

2年生「職場体験で学んだこと・地域振興の企画について」

まず、職場体験で学んだことについて発表していました。
動物病院では命を救うことの大変さを、カフェ「ココペリ」では「金峰山には食べられるものがたくさんある」という発見を、消防出張所では訓練の厳しさを学んだとのことでした。

全体のまとめでは、「日々の学習が役立つこと」「芳野で働くことは地域のためになること」に気づいたと話しており、その意識の高さに驚かされました。
「芳野で働くことは地域のためになる」という考えは、日頃から将来の芳野を真剣に考えているからこそ生まれたものだと感じました。
昨年から出前講座を通して一緒に芳野を考えてきた私自身も、とても嬉しい気持ちになりました。

続いて「芳野でできる地域振興の企画」では、

  • お祭り
  • スポット巡り
  • Runイベント
  • ツーリング・キャンプ
    の4チームがそれぞれのアイデアを発表しました。

まだ企画の初期段階ながら、コミュニティセンターでのお花見会や金峰山でのレンタサイクル実施など、実現性を感じる提案ばかりでした。
最後に「考えて終わりではなく、自分事として取り組みたい」という力強い言葉で締めくくっており、今後の2年生の活躍がとても楽しみです。

3年生「芳野のPR動画」

3年生は約20分に及ぶ芳野のPR動画を制作していました。
情熱大陸風のイントロから始まり、レポーター役の生徒が農家の方や食の名人、JA職員、まちづくりセンターの方などに取材を行い、ユーモアを交えながら芳野を紹介していました。

拝ヶ石巨石群の紹介や、「芳野の人はみんな仲が良い」というテーマを演劇で表現するなど、構成にも工夫が見られ、とても面白い作品でした。
長編動画の企画・編集は大学生でも難しい作業ですが、それをやり遂げ、笑顔で発表していた姿に感動しました。
この動画は、生徒同士の絆と芳野への愛情の結晶だと感じます。

(本当は皆さんにもお見せしたかったです!)

まとめ

今回の総合学習発表会を通して、中学生たちの「芳野への愛情」や「誇り」が年々高まっていることを実感しました。
それは、生徒一人ひとりが芳野を「他人事」ではなく「自分事」として考え、主体的に行動しているからこそだと思います。

これからも、私たち「芳野えーる」は中学生たちと共に、地域の未来を盛り上げていきたいと思います!

作成者 4年:平川雅士