芳野デビュー！「石畳の道」で芳野の魅力を満喫

自然・景観

　７月６日に先輩たちと一緒に宝探しウォークのひとつ、「旧みかんの花コース」の散策をしました。このルートは、昨年まで春のみかんの花の咲く時期に新入生と一緒に歩いていた道です。今年は、別ルートで実施した為、私もこの道を歩くのは今回が初めてでした。梅雨とは思えない最高のお天気に恵まれ、芳野を満喫してきました。

　スタート地点は芳野コミュニティセンターで、そこからみんなで石畳の道へと向かって歩き始めました。芳野コミュニティセンターから芳野中学校を通りすぎると景色が開ける場所があり、そこで初めて芳野がどんな場所なのかを俯瞰することができました。

　遠くに見える有明海、見渡す限りのみかん畑、高くそびえる金峰山。一目でこんなにも自然を感じられる場所が他にあるのだろうか！と思いました。現在は一面緑色のみかん畑でしたが、秋になるとみかんが色づき始め、また違った光景が見られると思うと季節ごとに変わる景色をここから何度でも見てみたいと思いました。

　そして、みかん畑に囲まれながら坂を下っていくと「石畳の道」に入りました。ここは、夏目漱石が小天（玉名市）へ旅に出たときに歩いたとされる草枕の道の一部で当時の面影がほぼ残っているそうです。
　石畳の道に入ると、道の両側には背の高い竹が生えており、足元はその名の通り、歴史を感じる苔むす石畳の道が遠くまで続いていました。それまでの道の雰囲気とは異なり、心地よい風が吹いていて、水の音も聞こえ、涼しさを感じながら歩くことができました。石の所々に生えている苔で、何度か滑りそうになりましたが、自然を存分に感じられ癒されました。こんな道を今までで一度も歩いたことがなく、別世界に来たような感覚でとても感動しました。ぜひ、また来たいと思いました。