芳野えーる

芳野の旬を空から―みかん畑ドローン撮影―

自然・景観

 11月15日、芳野えーる実行委員会の青年部としても活躍されている内田大晴さんと宮本拓麻さんの農園で、みかんの撮影を行いました。ちょうど旬を迎えた芳野のみかんを多くの人に届けたいと思い、この季節ならではの景色を撮影しました。芳野はみかんの産地として有名で、地域の人にとっては馴染み深い風景ですが、改めて見るとその美しさに驚かされます。

 今の芳野は、斜面一面に広がるみかん畑が鮮やかなオレンジ色に染まり、太陽の光が当たった瞬間、みかんがキラッと反射してとてもきれいです。今回のドローン撮影では「被写体との近さ」を大切にしました。みかんの近くまでドローンを寄せるのはかなり緊張し、風の強さや枝との距離を常に意識しながらの撮影でした。

 近づくことには怖さもありますが、その分、映像に映る表情は大きく変わります。いつもより思い切って寄ったことで、みかんの色や形がより鮮明に映り、「寄ってよかった」と実感できる瞬間がありました。

 また今回の動画では、ドローンで撮った映像とスマホで撮影した映像を組み合わせています。ドローンは全体の景色を捉えやすく、スマホでは、距離が近いからこそ、みかん一つ一つの色味や丸み、表面の細かな模様までくっきりと映し出すことができます。それぞれの良さを活かした動画を目指しました。

 撮影を通して、芳野の魅力は景色だけでなく、「季節の移り変わり」が生み出す特別な瞬間にあると改めて感じました。この時期だけのオレンジ色に染まる芳野を、映像を通して感じてもらえたら嬉しいです。また次の季節にも、違った表情の芳野を撮影してお届けできればと思います。

作成者:2年 杠 真希