芳野えーる

尚絅大学のフィールドワークに参加!

生活

 9月17日に尚絅大学現代文化学部の学生さん2名と一緒に芳野地域について知るフィールドワークに参加しました。今回、尚絅大学の方々がこの芳野を訪れたきっかけは、夏休みの集中講座の一環で、過疎化や高齢化が深刻な問題となっている地域において、地域の抱える課題とその解決方法について考えるというのがテーマでした。

 お二人とも初めて芳野に訪れたそうで、どのような印象を持たれるのかとても楽しみでした。

 まず、芳野地域に関わりのある方から芳野の現状や課題、そして芳野の魅力についてもお話を伺ました。
 1人目は、芳野校区の地域おこし協力隊として活躍されている重金優希さん。地域おこし協力隊の目線からみた芳野の魅力について話をしてくださり、芳野の魅力を再確認することが出来ました。

 次に熊本市西区役所河内まちづくりセンターの甲斐所長や牛島さんからは、芳野地域の現状と課題について伺いました。これまでの芳野えーるの活動の中では知れなかった芳野の課題についても知ることができましたし、これによって自分達の活動について考え直すきっかけにもなりました。

 最後は芳野地域に移住した稲田奈緒子さんにお話しを伺いました。稲田さんは芳野に移住してから芳野地域の子供達にダンスを教えています。さらに、地域の伝統芸能である神楽に魅せられて女性で初めて神楽の舞手となられた方です。実際に移住してみて感じたこと、地域の活動に積極的に参加してみて初めてわかったことなど、稲田さんの体験談を通して芳野について新たに知ることもありました。

 将来、私も地元に戻り地域活動に参加していきたいと考えています。その為、今回このような話を聞くことによって我々の”芳野えーる”としての活動について考えるだけでなく、自分の将来についても考えることができ、有意義な時間となりました。

 座学の後は、尚絅大学の方々と一緒に芳野を歩きました。コースは、毎年春に行われる新入生歓迎イベント”みかんの花ウォーク”で歩く草枕の道です。9月とは言え、猛暑日で午後の日差しはかなり堪えましたが、道中、説明をしながら歩いていると、尚絅大学の方々は初めての道や景色を楽しみながら、気になることはどんどん質問し、すごく充実した時間を過ごしている様に見えました。その姿を見て、私が一年生の時にこの道を先輩たちと最初に歩いた時のことを思い出しました。

 今回、尚絅大学の方々の授業に参加させていただきましたが、私も芳野のことについて改めて知るきっかけになりました。この経験を活かし、これからも芳野の本当の応援団として「芳野えーる」の活動に励んでいきたいです。

作成者:2年 原日菜子