夏休みキッズパラダイス2025報告③ 子どもたちと一緒に過ごした特別な時間~グループ活動の様子~
今回のイベントでは、子どもたちが4つのグループに分かれて活動を行いました。最初はどのグループも少し緊張気味で、会話も控えめでしたが、アイスブレイクやさまざまなアクティビティを重ねるにつれて、次第に笑顔や会話が増えていきました。イベントの終わる頃には、まるで昔からのお友達のように仲良くなり、安心した表情で楽しんでいる姿が印象的でした。
今回は、各グループを担当した4年生リーダーが、それぞれの子どもたちの様子や感想をまとめてくれました。
〇1グループの様子
1グループは、最初は子供たちの緊張もあり、みんなで会話して盛り上がる場面はほとんどありませんでした。それでも、アイスブレイクから始まり、アクティビティを重ねていくにつれて、お互いにコミュニケーションを取り始めるようになり、イベントが終わる頃には子供たち同士で会話をする機会が増え、嬉しく思いました。また、子供たちが積極的に活動に参加し、うまく絵が描けた時や薪に火をつけられた時に見せてくれた嬉しそうな表情は、とても印象に残っています。短い時間でしたが、一緒に活動できたことが私にとっても良い思い出になりました。 (4年リーダー:川窪柊吾)










〇2グループの様子
2グループの一番の思い出は、アウトドアクッキングでみんなで火をつけたことです!他のグループに比べて、なかなか火をつけるのに苦労していましたが、みんなで着火剤の新聞紙をちぎったり、火が燃え移りやすい位置に置いたり、交代でうちわを仰いだりと協力し合った結果、ついに大きな火をつけることができました。火が消えないように薪を足す際にも、熱さに負けず協力し合ったおかげで、ヤマガラビレッジのスタッフさんいわく「火効率はどの班よりも良かった」とのことです。野菜も、日頃から家でお手伝いしている成果なのか、女の子チームがとても食べやすいサイズに切ってくれました。そして飯盒も野菜も無事出来上がり、おいしいカレーを作ることができました。イベント全体を通して、私は「子どもたちに芳野で最高の思い出を提供しよう!」と張り切っていましたが、振り返ると、自分が子どもたちと素敵な時間を過ごさせてもらったなあと感じました。改めて2グループのみんなには感謝の気持ちを伝えたいですし、将来この芳野での思い出を振り返ったときに、この経験と熊本を誇らしく思ってほしいなと思います。 (4年リーダー:平川雅士)










〇3グループの様子
3グループは、みんな緊張していて初めは友達同士での会話がなかなかできていませんでしたが、時間が経つごとにどんどん仲が深まっていきました。2日目には、まるでずっと前から友達だったかのように仲良くなり、笑顔が絶えませんでした。イベントを通して、男の子たちは「アウトドアクッキング」でみんなと一緒にカレーを作ったことが一番楽しかったようです。女の子たちは、夜の雷雨が怖くてなかなか寝られなかったようですが、大学生のお姉さんと寝付くまでいろいろなお話ができたことが一番楽しかったようです。想定以上の雷雨での開催となってしまい、「子どもたちは怖かったのでは」と心配でしたが、2日目の朝、外は相変わらずの雨にもかかわらず、子どもたちの太陽のような笑顔で不安は吹き飛びました。最後まで安全に、そして楽しく子どもたちと過ごすことができ、僕自身も本当に楽しかったです。今回のイベントが子どもたちにとって少しでも良い思い出になってくれたら幸いです。
(4年リーダー:澤田纏)










〇4グループの様子
4グループは、すべての活動に積極的に参加してくれました。そして、子どもたち同士で譲り合ってくれていたので、活動をスムーズに行うことができました。おとなしい子もいましたが、最後のグループごとの反省会では、みんな仲良くなってたくさん話してくれていました。館内ウォークラリーでは、みんな楽しみながらルールを学んでくれました。カレー作りでは、安全に楽しく調理することができました。飯盒と調理だけでなく、洗い物もみんな嫌がらずに進んでやってくれました。雨の日プログラムだったこともあり、もっと体を動かしたがっている子もいました。また、館内ウォークラリーで出てきた侍は子どもたちにとても人気でした。お風呂かるたやお部屋の間違い探しも楽しんでくれました。お部屋で過ごす時間も心に残ったようです。雷が怖かったり、大雨で起きてしまった女の子もいましたが、仲良くなった友達や大学生とお話するのを楽しんでくれました。1日という短い時間でしたが、「もう一泊したい!」「来年も参加したい!」と笑顔で話してくれた子どもたちの姿が、とても印象に残りました。(4年リーダー:村上世夏)










どのグループの子どもたちも、最初の緊張から少しずつ打ち解け、協力し合いながら活動を楽しんでくれました。火起こしや調理、ウォークラリーや就寝時間での会話など、それぞれの場面で見せてくれた笑顔は、リーダーにとってもかけがえのない思い出です。この経験が、子どもたちにとって「また参加したい!」と思えるような特別な夏の思い出になってくれたら嬉しいです。
作成者:4年 川窪柊吾(1グループリーダー)、平川雅士(2グループリーダー)
澤田纏(3グループリーダー)、村上世夏(4グループリーダー)