各地区のどんどやを取材しました!!
新年最初の芳野の行事は、正月飾りなどを焚き上げ一年間の無病息災を祈る恒例行事、どんどやです。今年は、1月13日に芳野地域の3か所でどんどやが行われ、時間差で野出地区、岳地区、東門寺地区のそれぞれのどんどやにお邪魔させていただきました。
まずは野出地区のどんどやです。私たちが着いたころにはすでに着火されており、煙を高く上げて燃えていました。幼い子どもから大人まで30人~40人ほどが参加していました。私にとってはどんどやデビューでしたが、目の前で燃え上がるどんどやの火の迫力に圧倒されました!
火が落ち着くと各家庭に炭が分けられ、みなさん家族団らんでお餅を焼いていました。
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145414-1200x900.jpg)
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145415-1200x900.jpg)
次に岳地区のどんどやに向かいました。こちらでは10人ほどが参加されており、皆さんでお餅やお肉、お魚を焼いて食べたり、お酒を飲まれたりしていました。私たちも、ぜんざいや鹿肉、お魚などたくさんご馳走になりました!どれもとても美味しかったです!特に、焼きたてのお餅を使ったぜんざいは甘くて体も温まり、美味しかったです。
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145417-1200x900.jpg)
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145416-1200x900.jpg)
最後に、東門寺地区のどんどやに向かいました。こちらでも地域の皆さんが家族連れで30人~40人ほどが集まっていました。私たちが着いた頃、地元の消防団の方々がちょうど着火されたところで、かなりの高さで上手に組まれた竹組みに持ち込まれた正月飾りがどんどん投げ込まれ、天高く燃え上がる様子は、三カ所回った中で最も大きくて迫力がありました!
竹組みが燃え尽きると今度はその残り火に竹に挟んだ鏡餅を近づけて焼いていきます。私たちも少しだけ体験させていただきました。焦がさないようにちょうどいいタイミングでお餅を裏返さなければならず、タイミングをつかむのが難しかったです。ですが、みんなで火を囲み、竹に挟んだお餅が焼きあがるのを待つのは、とてもわくわくしました!
焼けたお餅を私達も少しお裾分けしていただきました。お餅を食べながら地域の皆さんと色々なお話ができ、心も体もとっても温かい時間を過ごせました!
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145422-1200x900.jpg)
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145421-1200x900.jpg)
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/IMG-4361-1200x900.jpg)
![](https://yoshino-yell.com/wp-content/uploads/2025/01/S__32145424-1200x900.jpg)
どんどやは、付近に生育している木や竹、お正月の飾りなどを持ち寄り燃やして、その年一年の無病息災を願う行事ですが、地域の方のお話によると、子供は冬休みの宿題である書初めの書き損じたものを燃やし、その燃えた煤が高く上がれば上がるほど字が上手くなると言われているそうです。
今回の取材では、同じどんどやの行事も地区によってそれぞれ特徴があり、少しずつ違っていることがわかりとても新鮮でした。取材に行くまでは、どんどやについてほとんど何も知らなかった私ですが、地域に長く伝わる季節の行事には地域らしさがあり、それを次世代に伝えていく為にもこの行事が毎年続いていくことが大切なのだと感じました。今年は地域の皆さんのご好意で3か所分の無病息災を願うことが出来ましたからきっといい一年になるはずです。ありがとうございました。
作成者:1年 池田朱里