レシピカードを使って芳野の季節料理に挑戦!第5回「だご汁」
第五回となる今回は秋の旬の野菜をふんだんに使った栄養満点「だご汁」を紹介します。
皆さん、「だご汁」と聞いてどんな料理かわかりますか?
だご汁とは、熊本県を代表する郷土料理の一つです。「だご」とは、熊本弁で「だんご」を意味しており寒くなってくるこれからにぴったりのとっても美味しい汁物料理の一つです。
初めて聞いた方はどんな料理なのか工程を見て知ってもらえると嬉しいです。また、聞いたことがある方でも今回のだご汁は芳野の家庭料理なので、想像しているものと少し違うかもしれません。
材料(4人分)
・大根 300g
・人参 130g
・里芋 460g
・ごぼう 1本
・油揚げ 1枚
・鶏もも肉 260g
・シイタケ 適量
・小麦粉(薄力粉) 500g
・醤油 100㏄
・薄口醤油 100㏄
・わけぎ(ねぎ) 適量
・大根 300g
・人参 130g
・里芋 460g
・ごぼう 1本
・油揚げ 1枚
・鶏もも肉 260g
・シイタケ 適量
・小麦粉(薄力粉) 500g
・醤油 100㏄
・薄口醤油 100㏄
・わけぎ(ねぎ) 適量
作り方
1.椎茸の下準備をする
今回、シイタケは干し椎茸を使用しました。
干し椎茸を使用する際には一晩水に浸します。この際に出た椎茸の出汁は捨てないでくださいね。
次にだんごを作ります。
2.だごの下準備をする
小麦粉を400g、100gに分けます。100gはだごを形成する際に使用する為500g全て使用しないように気を付けてください。
水を少量ずつ入れていきながら混ぜていきます。
どんどん塊になっていくように力を入れながらこねていき、最後に大きな塊になるようにします。
こねている表面が滑らかで粉がつかないようになったらだごの下準備の完成です。ラップで包み一日、最低でも半日生地を寝かせることが必要ですが、今回は時間がなかったので短い時間でしたが、それでも美味しいものが出来ました。
3.野菜や肉を切る
大根はいちょう切りにします。
里芋は皮をむいて、椎茸、肉、油揚げは一口サイズに切ります。
人参、ごぼうは土のついている部分はきちんと洗い、皮付きでそれぞれ輪切り、斜め切りにします。
4.野菜や肉を炒める
5.水と出汁を入れて煮る
水、干ししいたけから出た出汁を鍋に入れて煮ます。
煮えたら醤油、薄口醤油を入れます。材料に書いてる通りの量を入れたあとは、好みの味になるように味見を行いながら醤油、薄口醤油の割合が1:1になるように入れてみてください。
6.だごを形成する
だごを打ち板に延ばし麺棒で伸ばしていきます。ご自宅で行う際には、キッチンテーブルを綺麗にしてラップなどを敷いて行ってみてください。
残りの小麦粉100gを打ち板にまんべんなく伸ばします。力を入れながら大きな円状になるように向きを度々変えながら生地を広げてください。
下の写真の通り、大きな円状になったら棒に生地を巻き付けてたたみます。
そして、このように状態になったらそのまま麺になるように切ると切りやすくなります。
切った後には残った小麦粉をまぶしながらほぐすとくっつきにくくなります。
また麺のように切るだけではなく、地域の方は自分の好きな形に切っているとおっしゃっていました。ぜひ親子で作って自分だけの「だご」を作ってみてください。
7.煮詰めていく
切っただごを鍋に入れて3~4分煮て、その後5分程度蒸らします。
器に盛って、わけぎをお好みで載せたら完成です。具沢山で栄養満点!寒くなるこれからの季節にはぴったりの一品です。ぜひ、皆さんもお試しください。
今回の料理「だご汁」はいかがでしたか。皆さんにもだご汁の思い出がありますか? 私は子供の頃、給食で食べただご汁を思い出してとても懐かしい気持ちになりました。
今回の具材は、椎茸やニンジンなど旬の食材を使用しましたが、冷蔵庫で余っている野菜や材料を使えば経済的で冷蔵庫のあまりものを美味しく片づけることができます。
だご汁は、手軽に作れて栄養価も高く、腹持ちが良いので、古くから農作業の合間などに食べられ親しまれてきたそうです。
まだまだ日中の気温が高く、夏の疲れがたまっている今日この頃、だご汁は疲れた胃腸を労わっていただくにもぴったりです。秋の食材をたくさん入れて秋を感じるとともに、体調を整えて季節の代わり目を元気にお過ごしください。
作成者:2年 原日菜子