芳野えーる

エコ研 梅雨の陣!!

歴史・文化

6月20日、当日は雨予報でしたが、すごしやすい曇りの中「エコ研・梅雨の陣」が実施されました。

「エコ研・梅雨の陣」というと戦が始まりそうな感じですが、梅雨のこの時期は外での活動は天気によってかなり制限されますが、小雨程度であれば実施できる宝探しウォークのルートの中からまだ一年生が体験していない『拝ヶ石のコース』に先輩たちが連れて行ってました。ちょっとハードなコースに挑戦することからこの名前がつきました。
自然が豊富な芳野ですが、この日は芳野の歴史や文化にも触れる一日となりました。

まずは全員合流前に、東門寺菅原神社を参拝しました。菅原神社は学問の神様なので1年生全員で「無事単位が取れますように」、「テストでいい評価を貰えますように」といったお願い事をしました。

全員合流をした後、金峰山の北側にある「拝ヶ石」と呼ばれる巨石群を見るために、私たちは約200段の急な階段を上りました。「山の中に巨石群」といったなんとも不思議な光景から、パワースポットとしても有名であるとのことで、実際に目にするのが楽しみでした!

階段を上っている途中に最初の石である「方位石」を発見しました。人一人分程の大きな石がポツンと佇んでいました。方位石はまさに昔の人が方位を知るために使っていたのではないかと言われる石で、方位磁針を近づけると針が狂い、磁気を帯びています。

長い階段を無事上りきると、目の前には成人男性6人分くらいの巨石とその周りに数々の石がありました。近くに行くと、よりそれらの大きさを実感しました。みんなで石に手を合わせてお願い事をしました。

少し下ると「メンヒル」という表面がきれいな石がありました。急な斜面の途中にあり、いつ崩れ落ちてもおかしくない状態だったのでヒヤヒヤしながら見ました。

そしてまた少し登ると、ようやく頂上にたどり着き、「頂上石」を発見しました。山頂からは芳野の綺麗な山々を見渡すことができ、登山での疲れが一気に吹っ飛びました。

近くには「亀石」という、熊本地震以前は四つの石の上に大きな石が乗っていて、まさに亀のような形をしていた石を発見しました。熊本地震によって亀の甲の部分が落ちてしまったけど、か細い木々によって今も支えられていました。

昼食後は草枕交流館にて夏目漱石について学習しました。

夏目漱石と芳野地域や玉名市天水との関りを学ぶことができました。5月のみかんの花ウォークで歩いた石畳みの道などが映像で出てきて実際に歩いたことのある道を見られて感動しました。

まだ歩いたことのない道や温泉もあったので、これから先の活動でも行ってみたいと思いました。

今回は芳野の魅力をさらに理解し、より好きになりました。あいにくの曇りの中での開催だったので、次回は晴れているときの景色が楽しみです!!

作成者:1年 柴田芽依