芳野えーる

かわち冬まつりに参加してきました!

イベント

 2月15日(土)に熊本市西区河内公民館で開催された、「かわち冬まつり」に参加しました。かわち冬まつりは地域コミュニティ活性化の取り組みとして開催されており、今年で5回目の開催となります。イベント内容は、ヒカリのマルシェやかがやきステージ、かわち希望のあかり、健康ブース & e‐スポーツ体験など盛りだくさんのプログラムが用意されていました。

 そんな中で、私たちもかがやきステージ(ステージ発表プログラム)の「大学連携事業 成果発表会」に出場し、今年度の活動報告をさせていただきました。成果発表会では、芳野校区で活動している私たち”芳野えーる”と、河内校区で活動している熊本大学の2チームが活動紹介を行いました。

 はじめに熊本大学の皆さんの活動報告。フィールドワークを行う中で発見した様々な課題に対して、その解決策として「みかんの皮を利用したイルミネーションの実施」「インスタグラムを活用した地域の情報発信」「学生が創るかわちだより」「オリジナルソングの制作」といった4つの活動が紹介されました。特に、活動メンバーが作詞作曲したオリジナルソングは、地域の魅力をギュッと凝縮した歌詞が今どきのとても素晴らしいメロディーにのって、会場にいた参加者からも「いい曲だ」という声が聞こえていました。

 熊本大学の発表の後に私たち芳野えーるの成果発表を行いました。私たちはこれまで10年余にわたって先輩たちからずっと芳野で行ってきた地域振興の活動を簡単に振り返りつつ、今年度行った芳野えーるとしての夏イベントや小中学校での出前講座の話、そして今後の芳野えーるの活動の方向性などについても発表しました。

 今年の活動の主眼であった、芳野えーるが芳野の未来を考えてどうして子供たちと一緒に活動することにしたのかの経緯をスライドを使った自分達の言葉でお伝えしました。芳野えーるの活動をより多くの方に知っていただきたいという思いで発表を行ったので、会場の皆さんが真剣に聞いてくださったのがすごく嬉しかったです。練習の時は緊張もありましたが、本番では普段以上の力を発揮することができました。また、普段からお世話になっている西村連合会長を始め、芳野えーる実行委員会の皆さんにも発表を聞いていただき、「すごく良い発表でした」と言っていただけた時は発表して良かったと思いました。

 発表後は、公民館の外で行われていたヒカリのマルシェを訪れました。ここでは、餃子やターキーレッグ、小籠包、飲むチョコレートなどが販売されていて、何を食べようか悩んでいると、私達の兄貴分のような存在の青年部の方々から「好きなもの買ってあげるよ」と言っていただき、餃子とターキーレッグをご馳走してもらいました。どの料理もすごく美味しくて、あっという間に完食でした。

 その後も会場を歩き回っていると、活動でお世話になっている方々にたくさんお会いし、入学当初に比べて地域での人脈が広がったなと感じました。それも一重に活動を通じて我々を温かく迎え入れてくれた芳野の地域の皆さんのおかげで、”芳野えーる”の活動を続けてきたことで自分の学生生活が本当に充実していることに改めて感謝する思いでした。

 かわち冬まつりの最後のステージは、芳野えーるの中根副実行会長が所属する「リベルテバンド」の演奏でした。中根さんはギターとボーカルを担当していて、バンドのメインとして演奏を引っ張っていました。ギターの演奏姿はかっこよく、中根さんの力強さとどこか優しさのある素敵な歌声に聴き入ってしまいました。私たちの知っている曲も何曲かあり、手拍子で応援しながら、楽しむことが出来ました。演奏後にはアンコールもあり、会場にいた全員で盛り上がることが出来ました。

 バンドの演奏も終わり、外に出てみると既に真っ暗になっていて、イベントのメインとも言える竹灯籠や中型三角灯篭、LEDキャンドルが綺麗にディスプレイされていました。会場の出入り口付近の階段には、くまモンや花の模様がLEDキャンドルで作られ、真っ暗な中にきれいに浮き上がる素敵な光景が広がっていました。三角灯篭には地域の子供たちの思いや願いが書かれており、すごく心温まる時間を過ごすことが出来ました。

 今回のイベントに参加し、ステージ発表や出店など地域の人が冬の寒さの中でもにぎやかに集い、盛り上がっている様子を見て、地域の方々がこうやって楽しく一堂に会することのできるイベントがあることは、地域がより活性化していくためにすごく重要な役割を担っているのだと感じました。

 毎年この時期に開催されている「かわち冬まつり」
ご興味をお持ちいただいた方は、是非来年度の「かわち冬まつり」に足を運んでみてください!

作成者:3年 川窪柊吾