芳野えーる
「みかんの丘」コースを歩く
自然・景観
東海大学エコツーリズム研究会が芳野で地域振興に関わってからいくつかのプロジェクトを実施してきました。その一つが地域を地域の人の目線と学生の目線で残したい風景を抽出し、それらをつないだウォーキングコースを作ったことです。宝探しウォークと名付けたウォーキングコースは今では5つほどできました。詳細はこちら
その中のみかんの丘コースを今日は歩きました。
「みかんの丘」コースとは、野出公民館から夏目漱石ゆかりの草枕の道を通り、草枕交流館を目指すルートです。漱石は、現在の玉名市にある小天温泉の前田別邸に歩いて訪れた際の道中や滞在中の出来事をもとに小説「草枕」を書きました。コース全体が小説の舞台ともなった「草枕の道」に属しています。
実際に歩いてみると、石段の道や緑に囲まれた道が多く、漱石が感じた当時の風景を追体験しているように感じました。道中、開けた場所では、海や玉名市内、段々畑の美しい景色を見ることができました。
秋の季節に訪れたため、太陽に照らされ、オレンジ色に輝くみかんを見ることもできました。みかん畑に近づくと、甘酸っぱいみかんの香りがしました。
夏目漱石について興味がある方、広大なみかん畑の風景を見たい方はぜひ行ってみてください!