芳野小学校で出前授業!~芳野の宝探しワークショップ~
5月24日(金)、芳野小学校で出前授業~芳野の宝探しワークショップ~を実施しました。
エコ研メンバー10名の学生がリーダー、サブリーダーとなって、5つのグループに小学生がそれぞれ6人~7人、全部で31名の小学生とのワークショップでした。エコ研顧問の小林先生がファシリテーターとして授業を進めていきます。まずは小学生の視点で芳野の宝探しからスタートです。地域に住む小学生たちが思う芳野の魅力を掘り起こしていきます。
まず教室に入ると、大きな声で「こんにちは!!」と声をかけてくれました。さすが小学生!元気だなと思うと同時に、私達も授業を成功させるぞ、と気合が入りました。
授業が始まり、芳野について知っていることを答えて貰うことから始まりました。先生から芳野の魅力を引き出す様々な質問が出ます。それに対してグループごとに話し合ってみんなの答えを導きだす作業です。例えば、「芳野の好きな場所やそれが地図のどこにあるのか」、「みんなの好きな季節やその季節にどんなことをするか」、「好きな行事」や「好きな食べ物」、「みんなの周りにいるxx名人が探し」などです。子供たちからの回答には「みかん」や「百年桜」など、私たち学生が魅力だと思っているものも多く出てきました。1つ1つの質問に対して、回答がどんどん出てくるので、それを書き留めるのが追いつかなくなるほどでした。芳野のことについて話しているときの子供たちの顔は、とてもキラキラしていて、芳野のことがとても好きなのだなと感じました。
また、私の知らない場所や行事もたくさんあって、まだまだ芳野について知らないことが多いなと改めて思いました。特に印象に残った回答は、「芳野ではどんな名人がいるか」という質問でした。回答の1つに「竹で笛をつくる名人」というのがありました。普段の生活で何かを作ることが無く、さらに竹で何かを作るのはとても難しいと聞いた事があるので、すごいと思うと同時に竹林の多い芳野という環境で育った子供たちだからこそ出てくる回答だと思い、印象に残りました。私もぜひその名人にお会いして竹で笛をつくるのを見てみたいと思いました。
1時間目と2時間目の授業の間の休憩時間には、外で一緒に遊ぶことになりました。日差しがあまりなく、動きやすかったのですが、それでも元気いっぱいの小学生を相手にするにはかなりの体力が必要だなと感じました。でも、子供たちと遊ぶ機会はあまりないので楽しかったし、子供たちとの距離がぐっと近くなり、仲良くなれたことが一番うれしかったです。
外遊びが終わった後、今回の授業のゴールであるキャッチコピー作りを行いました。みんなから出してもらった芳野の魅力の中から芳野と言えばこれ!というキャッチコピーに使うワード選びから始めました。ワード選びに苦戦しながらも、私の班では、「自然」「百年桜」「みかん」の3つのワードが出ました。それらを組み合わせて考えたのは、「おいしいみかんと、綺麗な自然と、百年桜」です。
どの班もいろいろ知恵を絞って芳野の魅力を短い言葉でまとめて表現していました。中には俳句で芳野の魅力を表現しているグループもありました。作っているときは悩みながらも、子供たちはみんな力を合わせて楽しみながらキャッチコピーを考えているようでした。
今回の出前授業は、地域に住んでいる小学生にしか分からない芳野を色々教えて貰い、私達学生も多くの学びを得ることが出来ました。「来年もまたこの出前授業に参加したい?」という先生の質問に子どもたちが大きな声で「はーい」と答えてくれたのは嬉しかったです。私たちも子供たちに負けずに芳野についてもっともっと学んでいこうと思いました。
今年の夏は、「夏休みキッズパラダイス」というイベントを開催します。昔ながらの遊びである「竹とんぼ」や「竹水鉄砲」、さらに「流しそうめん」など親子で夏を思いきり楽しむイベントにする予定で準備を進めています。今回の出前授業で出会った子供たちとも夏休みに再会出来ることを楽しみにしています。
”芳野えーる”主催の夏の二つのイベントをご紹介! / 芳野えーる (イベント ) (yoshino-yell.com)
作成者:2年 辻田龍太朗