芳野えーる

歩いた先に・・・

自然・景観

10月の中旬、エコ研みかんの日の「みかんの丘ウォーキング」は秋晴れの下で行われた。スタート地点である野出公民館から、ゴールである草枕交流館までの道のりを2時間ほどかけて歩いた。今回の道のりは「草枕の道」と呼ばれており、明治時代の文豪である夏目漱石が歩いたとされる道のりである。道中は山道を歩くことになるのだが、進んだ先には何が待っているのだろうと心躍らせながらワクワクした気持ちで歩くことができる。山道を歩いている際は足元ばかりをみてしまうが、徐々に視界が開け、視線を上げると、何とも言えない広大な美しい景色を一望することができる。それは、苦労して歩いた者が観ることのできる絶景だ。

みかんの丘からは有明海と遠くには雲仙普賢岳も見渡せる絶景が広がっている。

また、「みかんの丘」ともあるように、道中、いたるところにみかん畑がある。「芳野のみかん」はなんと言ってもその甘さが特徴だ。一度食べると、虜になるのは間違いなしだ。そんなみかんに囲まれながら歩く道のりも、また、とても気持ち良い。木々に囲まれた中、ちょっとした隙間から見えるみかんの段々畑や間近で見るみかんなど、様々な景色を楽しめるのもこの道を歩くことの特徴だろう。是非一度歩いて、その景色を目にして欲しい。